色相とは?
「このトマトの色はなんですか?」と聞いたときに多くの人が「赤」と答え、「明るい色」や「鮮やかな色です」と答える方はそれほど多くないでしょう。色を区別するときに最も多く使われる色味の違いのことを色相と呼びます。
日本語では赤・黄・緑・青・紫の5つと、その5つの組み合わせである橙(オレンジ)・黄緑・青緑・青紫・赤紫の合計10の色相が主に使われています。JIS規格では橙は黄赤と呼ばれますが、普段の生活で使うことはないかと思いますので、ここではわかりやすく橙かオレンジで表記します。
実際には一口に赤と言っても、紫がかった赤やオレンジっぽい赤など様々な赤が存在しますし、明るい赤や暗い赤など無数の赤が存在しますが、それらを全てひっくるめて赤と呼びましょう。
どこからどこまでを赤と呼ぶのか、緑と青緑の境界線はどこかという疑問もあるかもしれませんが、それは大きな問題ではありません。もちろん色彩の規格やシステムによって、その分類ははっきりしているのですが、通常配色を行う際には、どのような印象を受けるかが重要で、細かいシステムは多くの人にとって必要のないものです。
では、白・灰色・黒はどうなのか? それは次回説明します。
色相環とは?
これらの色相を細かく分解していくと、色相は連続していることがわかります。それを環状につなげた物を色相環と呼んでいます。色相環にも様々な種類がありますが、一般的には赤→オレンジ→黄→黄緑→緑→青緑→青→青紫→紫→赤紫→赤のように、色相の順番に色が連続的につながって、一周すれば元の色に戻るという形になっています。無秩序に並んでいるものは色相環と呼びません。
この色相環にも様々なスタイルがあって、6色であったり、10色、12色、20色、24色などいろいろな物が存在していますが、約数が多く、色相環を分割して考えやすいという理由から、配色を学ぶにあたっては、12色や24色の色相環が利用されることが多く、このサイトでもそれに倣います。
色が順番に変わっていく順序はぜひ覚えておきたいところですが、これから色を学んでいくことで自然に覚えられますので、無理に色相環を覚える必要はありません。
最も大事なことは、色相は連続しているということなのです。ここはぜひ押さえておいてください。
今回のチェックポイント
- 色相とは色味のことで、日本語だと赤・オレンジ・黄・黄緑・緑・青緑・青・青紫・紫・赤紫・赤などのこと
- 色相環とは連続した色相が環状に配置されたもの
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