第3号:トーン

記事のカテゴリー:まずこれだけは

配色を行うのに便利なトーン(色調)について知っておきましょう。

トーンとは

トーンは明度と彩度を複合した概念で、日本語では色調などと呼ばれます。

などと書いても大変わかりにくいと思いますが、要するに「明度と彩度が割と似た色を集めてみたら、きれいに揃って、印象に残りやすそうな配色になるよね」ってことです。そこでいくつかのブロックに色を分けてみました。

画像:トーン 明度と彩度が似た色を組み合わせたものがトーンです。イメージを作るのに、最も簡単でよく使われる考え方ですので、ぜひ覚えておきましょう。

これはJIS規格で決められているトーン(らしきもの)を元に、私が勝手に作ったものです。ですので、細かい色の違いは気にしなくてよいのですが、「ごくうすい~」辺りの色は優しい印象がしますし、「暗い」辺りの色ですと落ち着いて固いような雰囲気がします。

「ごく暗い」色を見て、明るくて心が浮き立つという人はあまりいないかと思いますし、色を見て感じるイメージは個人差はあるものの、人によってバラバラというほどでもありませんので、自分の直感に従って、作りたいイメージに合ったトーンを選ぶと良いでしょう。

トーンを組み合わせる

同じトーンから色を選んで配色を行うと、強いイメージが生まれますが、きつすぎたりぼんやりしたりすることがあります。そのため、違うトーンから色を選ばなければならないことが多々あります。

画像:異なるトーンの組み合わせ 違うトーンを組み合わせる場合には、後から追加するトーンの量を控えめにしましょう。このような場合には、他のトーンからも色を選ばなければならないのですが、他のトーンからドカンと色を配置すると、元々のトーンのイメージは崩れてしまいます。そこで、違うトーンを使うときは、ちょこっとだけ追加すれば、最初に伝えたいと思ったイメージを維持することが出来ます。

ここまで3回で色彩の基礎の基礎についてお話してきましたが、次号からは必要な言葉はその都度覚えていただくことにして、いよいよ実践的な内容に入っていくことにしましょう。

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